TokunagaTsukasa | 徳永司

アンドロイド大学生

大学が,人種のるつぼなのかサラダボールなのかは分からないが玉石混交な場所だということは断言できる。どうやって大学に入ったのかというぐらい馬鹿な奴がいれば,1限から大学に来てる糞真面目な奴もいる。本当にいろんな奴がいる。

大学生というのは酒とセックスしか頭にない。大学に入学する前僕はそう思っていた。ちょっと古風というかステレオタイプな考えかもしれないが。 しかし僕は,大学に入学してからまだ酒とセックスという奴に会ったことはない。そういう人たちは絶滅してしまったのか,はたまた影にひっそりと隠れているのだろうか。

大学に入学して出会うのは,酒とセックスとは対照的な大学生ばかりだ。真面目に講義を受け,サークル活動もしっかりし,週末はプラトニックな関係の異性とデート。若干の偏見があるかもしれないが,大部分の学生はそうだと思う。

もちろん,講義に出るのもレポートを出すのも単位を取るのも当たり前の事だ。そういう事を真面目にやっている奴のほうが,酒とセックスな奴らより偉いし評価される。そう,不真面目な奴らより真面目な奴らのほうが偉いんだ。これを読んでいるあなたはそれに納得するかもしれないが,僕は釈然としない。

真面目な彼らは,僕から見ればまるでアンドロイドだ。見境なく講義に出て,レポートを出すただの高性能アンドロイド。確かに偉いんだ。アンドロイな彼らは偉いんだ。でも,釈然としない。かといって,酒とセックスな奴らが偉いわけではない。

今日も僕はモラトリアムを言い訳にレポートを書くことを放棄した。

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