遺伝子と文化の話
学術的な話ではなく感覚的な話です。
大学で文化人類学を勉強していて,まだ概論的な話が主なのですが僕が文化的に普通だと思っていたことは全くもって普通の事ではなくて多種多様な文化が存在しているということを体系的に学ぶのには非常に面白みを感じています。
僕たちは,生まれたら血のつながりのある両親(ジェニターとジェニトリクス)に育てられるのが普通だと思っています。しかし,世界のいろいろな民族を見ると子育ての形態は色々あるわけです。常日頃,僕たちは日本に住んでいるので日本をスタンダードに,もっと限定的にすれば行政区画ごとにスタンダードを感じがちですが,日本の中や世界を眺めてみるだけで多種多様な文化が存在する訳です。だから,「秘密のケンミンSHOW」とか「世界の果てまでイッテQ!」みたいな番組が人気を獲得しているのかなと思います。
そこで,僕の中で最近の大きな疑問がその文化はどこからやってきたのかということです。文化がどのような要因で生まれて,どのように伝搬して,どのようにして世代を超えて継承されるかということがとても疑問です。文化が生まれたり伝搬する部分については,納得できる仮説を自分で立てて,ある程度自分で解釈をできるのですが,文化の継承についてはそれを見いだせていません。 お祭りとか伝統文化とか方言の様なモノはある程度,どのような感じで継承されてきたのか想像出来ます。しかし,日本人らしさとか北海道民らしさとかそういうフワフワした感覚的なものは,どのように伝承されてきたのでしょうか。
北海道民らしさとかいうのは,個人個人の感覚の問題なので明確に定義できるものではないですが,誰もが「らしさ」という感覚を持ちあわせているのではないでしょうか。僕も「海沿いに住んでいる人は荒っぽい」といったような「らしさ」というモノを自分の中に持っています。そのようなモノがどこからやってきたのか,今後解明してみたいと思っています。
もう一点最近思っているのが,文化のコア的な部分はある程度遺伝子の中に組み込まれてるのではないかという事です。僕は,遺伝子についての知識を全く持っていないので学術的には説明出来ません。ですが,遺伝子にある程度文化が組み込まれているとすると僕の中のいろいろなモヤモヤについて合点がいくのです。
「らしさ」はどこからやってきのか,文化のコア的な部分はある程度遺伝子の中に組み込まれてるのではないか,の2点について学術的な答えが自分で出せるように頑張ってみたいなと思います。