TokunagaTsukasa | 徳永司

2017/05/11

頑張るっていう言葉が嫌いだ、と昔友だちに言われたことがある。。どういう文脈で言われたのかも覚えてないし、本当に友達だったのかも定かじゃない。でも、その語感と雰囲気だけは未だに覚えている。

頑張っていないわけがないのだ。品行方正、成績優秀、かわいい彼女もいる。頑張っていないならなんなんだ、それは屁理屈だろう。

あの言葉は、当てつけとしか受け取れなかった。

その周辺の思い出が未だにコンプレックスだ。思い出すたびに憂鬱になる。あの、砂鉄を集めるときに、腰に紐をまいて引きずる磁石ぐらい引きずっている。

何者かになりたくて生きてきた。頑張ったし、考えたし、悩んだ。 でも、何者にもなれなかった。

いや、正直なところ、頑張ったふりをして、考えたふりをして、悩んだふりをして生きてきただけかもしれない。 表面上を取り繕って生きてきただけかもしれない。

結局は、あの瞬間がコンプレックスなんだ。

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